2018/03/18
最終更新日:2018/04/20

低気圧に弱い「気象病」は自律神経が影響している?


低気圧に弱い、天気で具合が悪くなるという「気象病」とは何だろう?
初めてその名前を聞いたときに、当たり前の反応かもしれませんが正直びっくりしました。天気で体調が悪くなるとは。 何を甘えた考えをという大人もいるかもしれないが、詳しく調べるうちに、私はこの病気はある意味でこの社会にはびこる現代病の一つだと思えたので、ここに簡単に記しておきたいと思います。

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気象病とは

私が「気象病」という名前を知ったのは、みなさんもご存じのTV「ほんまでっか!?TV」(3月7日放送)で染谷将太さんが低気圧に弱い体質を語ったために話題となっていたことだった。これは最近になって認知されてきた病気の1つで、低気圧などの天気によって、下記のような症状が起こり、不調を訴えるものだ。

・頭痛
・めまい
・うつ
・関節痛
・肩や首の痛み
・だるさやむくみ

「そんな症状日によって誰にでもあるよ~。」と思ってしまうだろうが甘く見てはいけない。気象病がひどくなると、心臓発作や脳卒中など生命に関わる病気が襲う可能性もあるといいます。つまり生活習慣病になる要素の1つとして、治療および緩和させるべき病気だと言えます。

気象病は、気圧の変化が人体の血流に影響し血圧が下がることで、神経作用が起きて痛みや炎症、片頭痛などの症状が出るようです。また、平衡感覚を司る内耳など気圧を感じるセンサーにも影響し、めまいや耳鳴りが起こると考えられています。急激な気温の変化は、自律神経のバランスをくずし、不眠、倦怠感、うつなどを引き起こす原因にもなります。

気象病を緩和させるために

インターネットには気象病の予防や治療について、たくさんのサイトで情報がありました。そして、その内容は下記のような一般的なものばかりです。

・規則正しい生活習慣を身に着ける。(食事、睡眠など)
・ストレッチや軽い運動をする。
・急激な体温変化に気を付ける。(エアコンの設定、外出時の防寒など)

私は、今までに睡眠障害、パニック障害、うつ症状に悩まされたことがあるので、こう思ってしまいました。
「また、それか・・・。」
「うん、やっぱりそれが必要ですよね。」

「ええ・・・そんなこと、わかってます!!!!!!」

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

頑固ですよね、素直じゃないですよね。でも、こう思うのです。
この社会で、規則正しい、自分に心地よい快適な環境を常に求めるのなんて、ハンパじゃなく難しいんです。
そこで、私がたくさんの試みを試してきて思ったことを、よければシェアしたいと思います。

1.苦しむくらいなら、薬を利用する。
現代の西洋医学は本当に進歩していて、薬も様々なものが開発されています。
同じ症状でもたくさんの薬があり、体に合わなければ少しの副作用に悩まされますが、合うも
のが見つかれば、それはいざという時に使える良薬=サポーターとなります。
インターネットで薬の情報や同じ症状を持つ方の対処法、病院もいくらでも調べれます。
これからの社会を生き抜くには、いざというときのマイお医者さんリストと、マイお薬リスト
は非常に役立ちます。

2.たくさんある一般的な予防法から、自分が快適だと思えるものを1つだけ取り入れる。
まず、1つです。それぞれの生活状況で難しいものもありますよね。できることから始めるこ
とが大事です。できたか、できないかは問題ではありません。少しでもよくしようと思うこと
が、その考えが、ある時ひらめきのように最善の治療法や、自分に合う解消法や代替療法に出
会うきっかけになるんです。この世界は、一度も意識しないことは現実化されないようになっ
ていると、私は信じています。

3.一番つらい症状はなんですか? じっくりと考えてください。
一番悩んでいること、一番胸にひっかかっていることはなんでしょうか。これは私の経験から
言えることなのですが、目の前の症状が癒されたとしても、お医者さんが目の前の症状が改善
されたからもう大丈夫、と言ってくれても、根本の何かは消えていないのです。

そして、またいずれ同じ症状に悩みます。それと付き合っていくのが人生だと言われればそう
なのですが、なくなるか、できるだけ少ないほうがいいですよね。
たとえば、片頭痛なら「なぜ、繰り返し起きるのか、その場面や状況、時期はあるのか?」、
たとえば、めまいなら「どの天候、どの気候のときにいちばんめまいが出るか。周期的か、ラ
ンダムなのか?」、たとえば、体の痛みなら「どこか、どのように、どんな時に痛むのか」、
これは実は自分を少しずつ癒すための訓練になるのです。

気象病は、私たちに自分を癒せと訴えているサインなのかもしれない

私は、精神の病気とされるものが昔も同じように人々を苦しめていたのか、もしくは現代だから多いのか、よく考えていました。それは結局わかりはしないことですが、一つだけ確かなことは、それが社会的に認めざるを得ない、表面化するべき動きが起きているということです。つまり、この社会がどれだけ人々のメンタル面に影響を与えているかを表しているのでしょう。

気象病も、私たちの心の不調を認識するために体が声を発している、現代病の1つだと言えます。表面化することが、治療法や対策が増え、私たちがより快適に生きる可能性、明るい未来になる可能性を増やすための現象なのかもしれません。

そして、病気というのは私たちにやはり何かを訴えているのだと思います。「そのままで行くと具合が悪くなるよ」「ちょっと休んだほうがいいよ。」「そのままのストレスを抱えたままだと、いつか潰れてしまうよ」「そのまま進むと、苦しむことになるよ」など、何かが自分に合わない、どこか無理をしている、そういうことだと思います。

ですので、西洋医学と薬を役立てながら、私たちは自身のストレスや抑え込まれた希望や感情を解き放つ、または向き合うことが必要なのではないか、と私は考えます。

いろんな不調に悩まされながら、みんな生きています。それは「環境や状況ではない、正しい心の在り方」を学び、生き方を考え直す学びなのかもしれません。


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