人は今、必ず転職をする時代。そういっても過言ではないです。
20代の転職はよくある話ですが、人生100年時代の今、30代後半、40代での転職も増えています。
それは終身雇用が壊れつつあるためと、また短期契約雇用の増加、フリーランスを選ぶ人、主婦でパートに出る人がどんどん増えているからだと思います。
また、キャリアを積んでいても、これ以上上を目指すことができないという現状を突き付けられた人たち、新興企業の倒産にあった人たち、リストラにあった人たちが、手遅れになる前に転職しようとするのもこの年代。
そしてもう一つ、人生を再構築するために、新しい生き方を模索する人たち。
私の周りはこの種の人たちで溢れています。
なぜ今になって?
それは、子供の頃から「ちゃんとしなさい」「良い仕事につきなさい」「一人で生活できるようになりなさい」と親に言われてきたこと、または「社会ではこれが普通だ」「きちんとしてない人は社会性がない」「真面目に働くことが美徳だ」などの社会のマインドに汚染されてきたために、ずっと忘れていたんですね。
本来、自分はどういう人間で、何をしたいのかってことを。
未来が読めない今、人は悩み苦しんだ時にこう思います。
「このままでいいんだろうか?」
「私の(俺の)幸せって?」
そして、ある種不安を抱えながら、違う道や新しい可能性の方向に舵を切るわけです。少しの希望を胸に抱いて。
転職とは可能性の1つです。
もちろんそうそう転職したりできない生活の事情もあり、踏み出せる人はまだまだ少ない。
だからこそ、お試し感覚で始めるわけですね。
それは稼ぐ以外の仕事を模索する、いわゆる「副業」です!
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給料が下がることを恐れて転職しない人は多い
そんなことを言ってはいても、私自身も少し前までは「生活のために働かなきゃ」と必死で思っていました。転職を考えても、また一からの立場になり給料は下がる。
日本って、その立場や給料で採用してくれるのってまだまだ少ない。
一部の高学歴やIT関係のスキルを持った人、国家資格など堂々たる資格を持つ人などに限られるんじゃないでしょうか。
でも、実際私がキャリアを捨てたのは、「このまま進んで行った先にある人生では嫌だ!」と痛切に思ったからでした。
恐れを受け入れ、覚悟を決めた感じです。
最初は恐れは抜けきらず、不安と焦りで悶々と考え込んだり、ふさぎこんだり、これでいいのかと悩んだり。焦ってとりあえずバイトをしてみたり。
でも、結局うまく行かなかったんですよね。
おそらく、焦りと不安が状況をも悪くしていたんだと今は感じます。
一年後にまた結局振り出しに戻ることになりました。
でも、「あ~、もうダメだ。やっぱり前の生き方に戻るしかないのか」と半ば諦めきったとき、肩の力が抜けました。
もういいや。もう身を任せよう。って。
恐れていても、同じ生き方はもうできないんだ、と悟ったときに、頭は焦りを捨てたみたいに、
「じゃあ、どうやったら生きれるのか。すぐにじゃなくていいから、先にどう進むかを考えよう。お金は後からでいい。」
そう思って動き出したら、援助の手があったんです。人の力を借りてだとしても、その先に道が見えました。
あなたはそうじゃないかもしれない。
やっぱり同じやり方と同じ生き方、働き方に戻って、もう一度頑張ってみるのかもしれません。
でも、これは覚えておいてください。
あなたもいずれまた、転職する日が来る。
そのための種まきは、できれば今からやっておいたほうがいい。
自分に将来性がないことを会社は言ってくれない
会社は親切ではありえない。
ずるずるとギリギリまで働かせるのだ。
で、もうダメだってとこまで来てやっと、「もう雇えない」などと言ったりする。(※私の体験談です)
ギリギリまで雇ってくれたことに感謝しろと言われるかもしれないですが、もっと早くに「もうダメだ」と言ってくれるほうが、そのときは辛くても将来を考えると親切だと思ったものです。
つまり一つの会社にずっと居続けることは、安定を約束されてるわけでもないのに、「ここにいれば安心だ。」と錯覚させられてしまうようなものです。また、会社に合ったマインドに汚染され、視野は狭まってしまいます
それは可能性を見ることを忘れさせます。
会社にはそれで都合がよくても、もし他に自分らしく生きる可能性があるとしたら、それに気づく視野の広さを持っているほうが自分にとってはベストです。
いつか転職するときが来る、と思っていれば、視野は外に向くと思います。脳が勝手にチャンスやきっかけを探し始めるのです。
会社はすべてを背負ってなんてくれない。だから、自分で将来性などの状況を判断できるようにしておかないといけません。
求人は増えていくのに、仕事が決まらないのは
求人数はここ最近、増加傾向であり、どこの業界も求人を出しています。
たとえプロフェッショナルなスキルを持っていなくとも、仕事は決まる。
人生経験をどこまでアプローチできるかと、ある程度の能力があると会社が認めれば、その人はスキルがあると思ってもらえます。
もっとも、事務やIT系などパソコンが必須な職種につこうと思っても、PCが得意じゃないと言えば、採用されない。この場合は、事前にパソコンの基本的スキルは「得意です」と言えるくらいになっておかなければならない。
接客業においても「初めてです」と「経験があります。後輩の指導役をしていました」では大きく違う。また、スキルがそこまでなくても「この業界でアルバイトで働いてました」でもいい。
業界の知識や、仕事の流れが少しでも知っているだけで有利になる。
しかし、仕事が決まらないという人は多い。
希望に合う求人がないという人も。
私の友人はこう言っていました。
「カレンは、看護師の仕事はめちゃくちゃあるって言うけど・・・。実際ないんだよね。
経験年数でアウトだったり(彼女は新米看護師)、夜勤は子供いるから避けたいし、土曜日だけはどうしても休みたい。そうなったら、応募できる求人がすごく少ないんだよ。」
子どもがいる大変さは私にはわからないのでパスするとして、その他の点では思うところはありました。
私自身もそうなんですが、自分の掲げる条件って、本当は確固たる理由なんてないような気もします。もちろん、無理して嫌な条件で働いてもうまく行かないでしょうから条件は必要なんですが、それを嫌じゃないようにする、必要な条件から外す方法はないのかな、と思います。
子どもに美味しいご飯を作ってあげたいから夕方までの仕事で、というのと、夜勤をしても週に休みの日が多くなることによって、休みの日はじっくりと手間をかけた料理を作れるってことなら、ある意味で同じようなものにもなり得ないでしょうか。
土曜日休みという希望も、意外と平日休みもメリットがあります。
スーパーも空いてるし、美容院も空いている。スーパーの特売は平日のが多いし、病院も混雑しない時間帯を選べるかもしれない。街にも人は溢れていないし、ゆっくり過ごせるのではないでしょうか。
彼女がそこにどうしてもこだわるのは、彼女なりの理由があるのでしょうが、それが逆に彼女を苦しめる要因の1つになっているのは事実です。
何か違うプラスな面を考えれば、自分の持つ条件を変えれるんじゃないのかな、と提案しましたが、彼女は今だ条件を変えれず、仕事が見つかっていません。
条件を変えれないのなら、条件が合う求人に巡り合うまで、探し続けるしかないとは思います。または転職エージェントに登録してみて、人の意見を聞いてみるのも一つの手です。
転職エージェントに関しては、「ろくな求人を持ってこない」という話もあったり、「すごい求人を持ってきた」とも聞いたり、いろいろありますので、ここでは割愛しますが、自分の条件を問い直すきっかけにはすごくいいと私は思います。
また、仕事は年数(キャリア)を重視されますが、それは何も一つの会社で積み上げなくてもいいんです。
「同じ会社でないと、キャリアが振り出しに戻ってしまう。」
それはまだまだ年功序列の日本社会にあっては正論ですが、気にしない会社も増えてきています。
それに、キャリアを積んですごい大金になるのか? と、私は問いたいです。
もちろん、企業の幹部や役員を目指せる、または保証されている高学歴や高スキルの人はそのまま行っていいでしょう。
でも、平社員が一体どこまで年収を挙げれるのか?
私はこう思いました。
「ここでこのまま上まで行っても、年収はそんなもんか・・・福利厚生やボーナスもたかがしれている」
「それよりも、お金よりももっとより良い、精神的に充実する生き方を選びたい。」と。
そうしたら、キャリアを積むよりも転職するために将来のスキルを上げることへ意識がまず向きました。
今のままではたかがしれている。
それを撤回するために動き出す必要性がある。
そのことを覚悟すれば、仕事の選び方も変わってきます。
だからこそ、あなたがこだわっているものは、本当に必要なのか真剣に洗い出して考えてみてほしいと思います。
副業が必要なわけ
ここまで述べてきて、それでも踏み出せない人へ、副業の利点をお話ししたいと思います。
転職をする際に生活費が必要なため、次が決まるまで前の仕事を続ける必要がありますよね。
もしくは、向こう3か月の生活費を確保しておいて、退職するか。
新しい仕事で収入をすぐに得れるわけでないなら、前のやり方を継続する必要性はよくあります。このように、同時進行で着々と進める時期もアリだと私は思います。
そのなかで、お金を稼ぐ仕事への労力や精神力を少しセーブして、新しいことに少しずつ着手します。まずは、お小遣い稼ぎ、そして、副業への時間の投資です。
これは仕事をしながらでも進められるのです。
まず、副業の大きなメリットは、収入が他でも得れる、または得れる可能性があると感じれば、本業での生活への不安感が減るからです。
また、収入が一つではない安心感以外にも利点はあります。
それは働けると思える場所やスキルが広がること。
ちょっとしたスキルでもいろいろできる人は「使い勝手」がいい人材となりえます。
そして、違う業界で得たスキルは、転職した業界では得意な人がいなかったりすると、あなたは重宝される人材になり、給与などに影響する評価をもらえるかもしれません。
マルチスキルを活かしたいなら、大企業ではなく、これからの新しい会社を選ぶほうがいいです。そのほうがあなたのスキルを発掘できるチャンスが多くあるでしょう。
副業とはネットでいろいろ謳われているようにインターネットでの副業のみをさすわけではないと私は思います。
働きながら、何かのスキルを獲得して、それで多少のお金を得れる可能性を考えてみることです。
たとえば、占いの講座に通って、ネットの「ココナラ」などで少額から、仕事をしてみる。もう500円くらいからの小遣い稼ぎでもいいのです。
アフィリエイトやブロガーのみなさんもよく言われていますが、
「最初に100円の利益、1000円の利益でも上がったときに、テンションが上がる」
そうこれです。
「(たとえほんの少額でも)稼ぐことって他でもできるんだ」
それは将来への希望になります。
つまり副業というのは、将来への投資なのです。
そして、これからのまだまだ不安定である世の中で自分を安定させるために、本業以外にトライすることがあることは自分を奮い立たせる、または勇気を持つことと同じです。
これからは絶対に副業が当たり前の時代になる。
いや、もうなっているのかもしれません。
それはなにより、あなたのためになります。
そして始めるなら、すぐにでも早いほうがいい。
働きながらでも、少しずつ新しい方向へシフトしていく。
時間がかかっても、実りがなくても(お金が稼げなくても)、自信や可能性というメリットがある。
これでも、あなたはまだ副業を開始しませんか?
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