あなたは仕事をおもしろく感じていますか?「つまらない」と思っていませんか?
私は今までたくさんの職場に勤めてきましたが、「おもしろい」と感じる職場は残念ながらありませんでした。ただ、「おもしろい」「やりがいがある」と思う瞬間はありました。
そう、「楽しい」や「おもしろい」と感じることは「その瞬間」のものなのです。
仕事を常に楽しく感じられるくらい、好きを仕事にしている人は実際は一握りの人だと思います。努力して勝ち得た人、大胆に自分の好きなことを選んだ人、そういった自分を満足させるための努力を惜しまない才能を持った人々。
でも、多くの人はそうじゃない。
自分で選んだ仕事に就いても、実際は日々のルーティンワークなどに明け暮れ、思っていたのと違うなぁと感じることが多いと思います。
仕事は好きなことだけやっていればいいわけではなく、得意じゃないことや好きではない作業もやらなくてはいけません。
ここでは、そんな仕事の中の「つまらない」を減らし、満足感を上げるための私の考え方をシェアしたいと思います。
「つまらない」理由の根本は「満足感」が足りていないこと
仕事が「つまらない」と感じる理由は、大きく3つに挙げられます。
- 仕事内容がつまらない
- 人間関係がつまらない
- 条件・待遇に満足がいかない
しかし、このすべては「満足感の不足」ということに集約されます。満足感がないから仕事に退屈さや飽きを感じてしまうのです。
では、この満足感を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、「人間関係」を除いた内容でお話します。人間関係というのは仕事以外でのコミュニケーションや相性なども含まれるので、また違う記事でお話したいと思います。
ただ、仕事への満足感が少しでも上がれば、人間関係にも良い効果を生み出すことができるでしょう。
仕事への満足感を上げるには
★自分の適材適所を見極めて、組織でのポジショニングを取る
たとえば、職場で手が足りていない業務はありませんか? そこに自分の役割を見つけ出すことが適材適所を見極めることです。
私の経験で言うと、花屋に勤めていた頃、私が出世して責任者になれたのは、この適材適所を見極めたからだと思っています。
その頃、私の上司である店長は多くの仕事を抱えており、また副店長や店長補佐のポジションの人がいませんでした。私は「店長の右腕になろう」と考え、彼女の仕事で手が足りていないところを補うことにしました。
まず、ネット業務の事務処理を行う人が足りていませんでした。そこで、その仕事を覚えるるようにして「私がやりましょうか」と少しずつその業務をもらっていきました。
また、現場では1日の業務を管理し、指示を出す人が店長以外にいませんでした。なので、業務を見渡し、遂行状況を周りに確認しながら調整していくことを意識して働きました。そういったことを続けて副店長になることができました。
また、ホテルに勤めていたころは、管理職の人々が持っていて、かつ「その人でなくてもできる」雑用をする人がいないと感じました。つまりは、社員が足りていなくて、アルバイトが多い職場だったのです。
当時、そこでは仕事ができる先輩も業務を管理する先輩もいたので、私は退屈していました。日々のルーティンワークだけが私の仕事だったからです。なので、私が担当する仕事を作るべきだと感じていました。
のちに、花屋での経験を活かしてホテル中の花の管理を任されることになったり、社員が持っていた雑務(お客様の忘れものの管理だとか、発注業務とか)でアルバイトが持っていない仕事を少しずつ自分のものにし、「私だけがやっている仕事」を増やしていきました。
そうすると、つまらないと感じていた仕事にも役割や満足できる瞬間が増えたことで、出勤するのが嫌ではなくなりました。
つまり、その組織の空いているポジションを見つけ、できる仕事を取っていくことで、自分の役割を増やすということです。
★仕事のバリエーションを増やす
これは退屈な時間を減らすことと、気分転換をすることにつながります。入社した頃は、自分の仕事は少ないものですよね。それは業務の全体をまだ知らないからです。
数年もすれば、いろんな業務があることを知り、任されることも多くなるので仕事は増えますが、それを待つのではなく、早い段階で自分から取っていく姿勢が大事です。
なぜなら、「つまらない」「辞めたい」と思う時期は、圧倒的に入社後3か月から1年目だからです。その時期を通りすぎて、仕事の満足感を増やしていくことは、長く務めることにつながります。
簡単な雑用でもいい、少しでも自分ができる仕事を増やしていくこと。たとえば、コピーを取ること、帳簿のストックを作ること、商品の補充をすること、備品の発注業務を覚えること、貯まったゴミを捨てること、掃除をすることだとかです。
どれも退屈で簡単な雑用ですよね、でもこれも立派な仕事です。これが単体なら「つまらない」んですが、これをたくさん増やすと、「あれもこれもやらなきゃ」と時間があっという間に過ぎることになります。
退屈な時間を減らすのはとても大事なことです。最初は退屈なものですから。
★周りから、「この仕事はこの人に聞く」と思わせる
これはポジショニングが取れた証拠です。自分が担当する業務を増やすことで、周りの頭には「この業務はこの人に聞く」とインプットさせる。
自分が担当する業務を増やすことは、自分の優越感や自己満足を上げ、全体の満足感につながります。
また、最初に述べた「つまらない」と思う理由の「条件・待遇への不満」の解消には、こうした担当業務を持っているか、自分の存在を主調できているかが大きく関わってきます。
上司に待遇の改善を申告する(発言権)ことや、給料を上げてもらう(交渉権)には、「こいつはそれなりの仕事をしている」と思ってもらわなければ叶いません。
そこには「自分の存在を主張できているか」「自分が担当する仕事を持っているか」が大きな武器になります。
また、上司もその仕事を見て「こいつは今後こういったことも任せれるな」と思ってくれると、次のレベルの仕事が回ってくる可能性にもつながるのです。
転職するときは「やりたい」を理由に辞める
仕事がつまらないということで辞めることを選択する人もいるでしょう。
上記で挙げたように満足感を上げる方法は100%うまくいくとは言えません。それは、やはり職場との相性というものもあるからです。
どうしても嫌な関係の同僚がいたり、どんなに努力しても相性の合わない上司がいる場合もあります。自分の求める仕事がやっぱり違った、という人もいるでしょう。
しかし、辞める前に「やりたい」を探してください。
「やめたい」を理由にすると、次の職場でも同じことに陥る場合があるからです。それは、不満を改善する努力ができないと今後も不利だからです。
努力をした上で辞めること、そして、「次にやりたい」ことを見つけてから辞めること、これが転職には一番大事だと私は思います。
仕事がつまらないは改善できます。適材適所を見つけ、自分ができることを探し、役割を求めること、それが自分の「居場所」づくりです。
それはどんな職場に行っても、自分を生かす方法です。最初の右も左もわからない退屈な期間を乗り越えるため、そこからキャリアを形成していくためにです。
今回の記事を書くにあたって、私がとても感銘した記事はこちら。「仕事がつまらないと」と嘆くあなたへ。自分の適所を見つけて、お金持ちになる方法(by money voice)⇒https://www.mag2.com/p/money/448573/5
関連記事⇒仕事で最初の3か月の辛さを乗り切るhttps://karen51.com/business3month
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