こんにちは。 今回は「ダイヤモンド書籍オンライン」にて気になる書籍の紹介記事を見つけたので、取り上げたいと思う。
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好きなことを仕事にすることは難しいことなのだろうか
『好きを仕事に、は幻想だ!』という記事に、「何!?」っと、思わず飛びついてしまうほどに、私自身「好きを仕事に」を夢見ている人間である。好きなことを仕事にできたらと、万人が一度は思い描いたことがあるだろう。この表題にどこまで反論できるかと思いながら目を通して抱いた感想を、この記事を書いた記者の方と同じくらいの熱意を持ってシェアしたいと思う。
取り上げられている書籍は『今いる場所で突き抜けよ!』(カル・ニューポート著)という本である。この著書名には(確かに、正論だ・・・。)と、最初から屈服しそうな説得力を感じてしまった。 さて、気になる書籍の内容について、序文が取り上げられていたので、要約してみよう。
当時、マサチューセッツ工科大学でコンピュータ・サイエンスの博士研究員をしていた著書は、教授への道を順調に進んでいるつもりであったが、就職についてアドバイザーについて面談した際、自身の専門分野での研究職への就職はアメリカ勤務を希望するなら厳しいものであると知った。
❝「自分の仕事が好きでたまらない人がいる一方で、なぜ多くの人がそのゴールに到達できないのか?」「やりたいことや『好き』を仕事にするとは何だろう?」❝
そんな問いを抱いていた著者は、生活の糧を得るための仕事を選択すべき事態に直面したことで、将来の仕事について、又、人生をどうすべきなのかを振り出しに戻って考えなおすことにした。
❝「どうすれば自分の好きなことを仕事にできるのか?」❝
それを追求し答えを知るために、著書が辿った理想の仕事を見つけるためのプロセスがこの本の中に書かれている。
就職の背景にある個人の意思と、好きなことを追い求めてはいけない理由
著者が実際に調べて知った事実は、私たちの社会でもそう変わりないに違いない。
❝ ・実際には、それぞれの事情からやむをえず就職している人が大半である。
・「好きを仕事に!」という教えは、そのことに対する何の説明にもなっておらず、
悪いことには、職を転々とする人々や夢が叶わず絶えず不安にさいなまれる人を
余計に生み出している。そして著書が多くの人の体験を聞いて発見したのは、好きなことを仕事にするには『個人ができること』つまり「能力」が重要だということである。素晴らしい仕事を行うには価値ある能力が必要であり、それを保有しているかどうかで結果は違ってくる。しかし、能力を持っていても幸福が保証されるわけではなく、それを「キャリア」という財産として「投資」していかなければならないのだ、と。❝
http://diamond.jp/articles/-/155934⇒参照記事【「好き」を仕事には幻想だ!】
夢を叶えるというマインドに囚われてはいけない
今回の記事で、私は確信したのはこういうことだ。好きを仕事にするには何よりもスキルが必要であり、そして更にそれを磨き上げ、運用できなければならない。「やりたい」という感情に重点をおくのではなく、必要なスキルを得ることに重点をおき行動できるかどうかが、その仕事を得れるかの鍵となる。
そして、仕事を「好き」だけに限定してしまうと実現の可能性は低くなると考えられる。選択肢が限られると辿る道は限定的になり、競争は増し、視野が狭くなることで不安も増す。「夢」や「仕事」を追い求めるのではなく、違う方面や手段にも応用できる「スキル」を身に着けることが、多様な選択肢を生み、結果的に夢を叶えることにつながるのだと思う。
現代の情報化社会で、仕事の選択肢は無限にあるかのように思われるが、人の意識はある個人的な思いから限定的になりやすい。その中で「やりたいことを仕事に!」というフレーズは私たちの心に魅力的に響くが、忘れてはならないのは情報よりも体験や経験を積み重ねていくことが大事だということだ。
真実を冷静に見定め、大切なことを忘れず、「できること=実績」を積み上げていくことこそ、あなたの未来の仕事につながるということを覚えておきたい。
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