2018/01/20
最終更新日:2018/04/20

好きなことを仕事にするには、どんな道を辿ればいいのだろうか

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今回は、以前取り上げた『今いる場所で突き抜けよ!』の著書について、さらなる意義のある記事を見つけたので、再度紹介したいと思う。

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どんな道を辿って、やりがいのある仕事を見つけるのか

『やりがいのある仕事をしている人たちは、どうやってその仕事に辿りついたのだろうか?』
『好きなことや、やりたいことを追求した結果だったのか?』

❝ある大学の4人の生徒がアメリカ中を旅して「やりがいのあることを生活の第一に置いている人」にインタビューをして回り、「自分たちもやりがいのあることを仕事にしたい」とアドバイスを求めたところ意外な回答を得ることになった。
あるラジオ局のパーソナリティは「段階をふむことが重要」と答えた。

「何事も上達には時間が必要であり、必要なスキルを磨いて、そこから興味のあることに取り組んでいく。スキルが身につくまでとことん頑張ることだよ。」❝

私は親が子供に言うような、よく聞くセリフに思わず、ウっと詰まってしまった。正論だからだ。

❝また、ある宇宙生物学者は
「自分が何をするつもりかなんて考えてもみなかった。今すぐやりたいことを決めるべきだというのには反対だ。」
と答えた。
ある企業の創業者も長い時間をかける重要性を強調している。
「人生のスタートを急ぎすぎるのは悲しいことだ。何をするにもベストを尽くそう、が私の目標だね。」❝

これらのインタビューで強調されているのは、魅力的な仕事を得るためにやりたいことを追い求めればよいという単純な考え方はナンセンスだということだ。複雑な経歴、過程を伴った後に何かが形になって現れるものだ、と。

スティーブ・ジョブズの逸話をご存じだろうか。彼は大学のカリグラフィーの授業を聴講していたことが、Macのフォント開発に役立ったと述べていた。無駄なことはないのだと思える話だ。

仕事の満足感を得るために必要なこと

❝イエール大学の組織行動学教授のエイミー・レゼネフスキー氏の研究では、人々が自分の仕事をどう認識しているか以下の3つのカテゴリーに分けられるという。

・労働は、生活費を稼ぐための手段である
・キャリアは、より高度な仕事への道である。
・天職は人生の重要な一部であり、自分のアイデンディティの一部である。

どの意識を持っているかは職種によるのでは?と考えられるが、同一の職業のグループを研究した結果、およそ均一に上記3つの分類に分かれる結果となったそうだ。つまり、人がどれくらい自身の仕事を楽しめているかは、職種ではないということである。研究を続けていったあと、レズネフスキー教授はある発見をした。

自分の仕事を天職だと考える人々の特徴は、その仕事に費やした年月が長く、自分の仕事のスキルが上達するまで、長い時間をかけて頑張ってきた人であるという。つまり、経験が長ければ長いほど、自分の仕事を心から好きである傾向が強かった。❝

私自身も実感したことがあるが、経験を積むと仕事は楽しくなってくる。スキルを積むことや多くの経験で自分への自信が増し、同僚と長く付き合い続けることで連帯感や愛着がわく。また、自分で仕事をコントロールしているという感覚や、スキルが上がっているという実感は、モチベーションを維持することにつながる。

ただし、仕事をコントロールできるようになるには一定の経験やスキルが必要である。ある程度の実績があってこそ、職場での自由性を持てる(判断を任される)ようになる。また、スキルが上がっていると思えるのには、スキルを得て実践する期間が必要だ。

夢や好きなことに囚われず、視野を広げること

ダイヤモンドオンラインの記事では、「やりたいことを仕事にする」ことだけが、充実した仕事を得ることにつながるわけではないと言っている。むしろ、どんな仕事でもスキルを上げ続けて経験を積めば、仕事に対する満足と自由が得れるだろうと伝えている。

⇒【参照記事】「やりがいのある仕事」をしている人たちへのインタビューでわかった驚きの事実

以前この著書を取り上げた記事の中で、選択を「好き」だけに限定するのではなく、それを実現するに必要なスキル(能力)を身に着け、磨き上げることが夢につながるのだと書いたが、今回はさらにもっと視野を広げるべきかもしれないと考えさせられた。夢を追い求め続けて成功しない人は、実は少し違う道をたどれば夢に近づけるかもしれないのに、1本の道ばかりに気を取られて、他に運命が用意している道に気付いていないのかもしれない。

たとえば、本を書きたいと思っていて文学賞の応募を永遠に続けていても成果につながらない場合、もしかしたら違う全く違う場所で働いて仕事を極めていった結果、その分野の本を書くことになるかもしれない。現代はインターネットで自分の好きなことを伝え続けて有名になった人々も多く存在する。

入口は一つではなく無数にあるのなら、自分が手を伸ばせる場所からやり始めればいい。そしてチャンスやきっかけがある度に動いていって、その先にゴールがあるのかもしれない。ゴールさえも一つではないなら、何を決める必要があるのだろうか。

ここで、バシャールの『未来はえらべる!』の名言を思い出す。
『ワクワクすることをやりなさい!』
いつでも、その瞬間にワクワクすることを突き詰めていくことだけが、私たちを望む未来に運んでくれるのかもしれない。

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