2018/02/02
最終更新日:2018/04/20

嫌われる勇気を持つこと、人に評価されること


今回は、ダイヤモンドオンラインの記事「嫌われる勇気を持つ意味を勘違いしてはいけない」
(http://diamond.jp/articles/-/128782)を読んで、人の評価を気にすることと嫌われる勇気について考えてみました。
また、今現在でも自己啓発本の上位にランクインし続けるベストセラー『嫌われる勇気』についても紹介したいと思います。

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人は他者の評価や承認によって、利益を獲得している

人は「他者の評価」からでしか自己の社会的価値を認識できないと私は思っていた。こう言うと、
「自分らしく生きるために人の評価は気にしません。」
という強い人が出てくる。

しかし、それは趣味やライフワークなどの社会的利益を必要としない種類の部分についてだろう。自分の人生への満足という意味で言えば、他者の評価は必要ないかもしれない。私だって、プライベートにおいては誰かと相対するときに、「自分が何者か。」ということにおいては他者の承認を必要としない。私は私だと知っているからだ。

けれど、社会的利益について言えば、自分の満足だけでは満足も利益も生み出されないと思う。
「〇〇といると楽しい。」
「あなたと友人であることは貴重だ。」と思ってもらえれば、人としての価値が高まる。
これは人間関係の利益であり、誰かが自分に対して好評価を持ってくれたということだ。

「彼となら良い取引ができそうだ。」
「この会社に主食すれば成長できると思う。」
「この人の元で仕事のスキルを学びたい。」
これはビジネスに関する利益であり、第三者から認められることで自分が望むチャンスが得られる。
このように、なんらかの利益は人とつながることで得られる。

そしてこの利益は、お互いの利益の度合いがある程度バランスされてなければ成立しない。どちらかが著しく与えるものが少なかったり、どちらかが明らかに大きく得をするような場合は、このバランスは崩れる。また、自分で「利益」だと思っていても、相手がそう感じていてくれてなければ、それもまた利益として意味をなさない。

つまり、あなたが自己の満足や利益ばかりを優先していて周りを見ていないならば、あなたは気づかぬうちに必要とされない人となってしまう危険性がある。

嫌われる勇気を持つこと

さて、逆に「嫌われる勇気」とはどういった際に有効であり必要なのだろうか。

それは、人に関係する2つの対象のうち、1つを選ばなければならない場合だ。
たとえば、2人の内1人を選ばなければならないとき、選ばれなかった人に嫌われたり去られる勇気(覚悟)が必要だろう。どちらにもいい顔をするのは誠実ではないし、どちらも失うことにもつながるかもしれない。

また、転職などで新しい魅力的な就職先を見つけたとき、どんなに後ろ髪を引かれても自分のために新しい就職先を選ぶのなら勇気が必要だろう。仕事のプロジェクトなどでも誰かの企画が通れば、誰かの企画は落ちている。けれど、同情や心配をせずに、その時は進まねばならない。自分にできることをするのみだ。

同様に、会社組織では上司は部下から「嫌われる勇気」を持たなくてはならない。
この場合、上司に必要なのは「人の評価を気にする」ことではなく「嫌われる勇気」を持つことだ。
目的達成のために指導をしたり教育をすることで、部下に「イヤな上司だ」と思われても、それが自分の利益にならなくても、あなたは役割を果たさねばならない。

自分や部下にとって利益を生み出す会社に、こちらも利益として貢献しなくてはならないからだ。そしてそれがまた自身や部下に利益として返ってくるために、広い目で長い目線で勇気を持って取り組むことが大事である。

人の評価を必要とする事柄と、人の評価を気にしない事柄を冷静に見極めることが、この社会でうまく生き抜き、かつ自分を満足する人生を作りあげることにつながることを覚えていてほしい。

ベストセラー『嫌われる勇気』を読んでみよう!

自己啓発本のベストセラーで有名な『嫌われる勇気』では、アドラー心理学を主軸の考えとして、人から嫌われることを恐れずに自分らしく生きることについてたくさんのヒントをもらえます。

『自分の見方で世界を見るのではなく、自分が見たい世界を見ること。それが自分を変えるということ』だと教えられます。

以下、いくつか取り上げた内容を箇条書きにしました。

・過去の原因ではなく、今の目的を見出す大切さ
過去に起きたことが原因で自分があるのではなく、今の自分の行動や考えが現実を作っていると認識し、今の目的を良い方向に導くことが解決への道になる。

・劣等感自体に良いか悪いかはなく、それは努力と成長への刺激をもたらすもの
劣等感をどう捉えるか、自分の成長度合いを測る通知簿のようなものと捉えて、成長への足がかりとする。

・他の人の行動や感情はその人自身の課題であり、影響されるべきではない
誰かから何かを言われたり、評価されることは気になってしまうものですが、その人はその人自身の問題を抱えていて、その感情を交えて評価したり助言したりしてきます。参考にはしても、感情を乱されてはいけません。
それはその人の問題だからです。誰かの評価を期待する生き方ではなく、人と自分を切り離して自分の問題や課題に向き合いましょう。

・他者を仲間だと見なして、自分の居場所を見つける
アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係から来ていると考えられています。対人関係において、ほめたりけなしたりということは上下関係になります。そうではなく、横の関係を作ること。人には同じ立場からの言葉かけを大切にする。人の役に立つ、感謝する、その大事さを意識すること

・いまを生きること

ありのままの自分を受け入れること、誰かを信じること、誰かの役にたつことを意識する。人は誰かの役にたったり、人に必要とされていると思えたときに、真に自分の価値を実感できます。

『嫌われる勇気』ではアドラー心理学の内容に触れるとともに、勇気を持って踏み出す大事さを教えられます。心理学の中でもアドラーの考え方を主軸にしている分、人によっては違った感想や受け入れられない部分もあるかもしれませんが、ある種の考え方や勇気を持つことに関しては非常に参考になる1冊です。ぜひ読んでみてください。


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