こんにちは!南カレンです。
さて、あなたは仕事に行くときに憂鬱な気持ちが少しでもありますか?
とくに人間関係のことでストレスを抱えていることは、多くの人に共通してよくあること。
しかし、ネット上であるある情報が溢れていても、身近に同じ気持ちの人っているの?って、実際は人の心はわかりませんよね。同僚が同じ思いを抱いていたとしても、そんなデリケートな話題を職場でしないものですしね。
私はというと、人間関係に気を使うのは当然のこととして、仕事と人間が絡み合う業務の奪い合い(無意識化で行われる)がとっても苦手です。
例を出すと、
「今日はベテランの〇〇さんがいるから、私は補佐に回ることになるな・・・手が空きそうだな・・・」
とか、
「今日って人多いじゃん! 私いらないんじゃないの?」
とか、よく思います。
そう、仕事がなくなる状況が一番嫌いです!
もう帰らせてくれ、ってな気分です。(社会人としてどうなの)
「空いた時間にもっと生産的でクリエイティブな仕事を創り出せ!」
って、ハウツー本には書いてます。
しかし、私はだいたいが接客業を主にしていて、さらには今フリーター。
事務や技術職みたいに、割り当てられてる仕事はないわけです。
そんなことを考えてると、出勤前から精神的にやや負担を感じます。
そして実際出勤してからも、人の動きや周りの状況をつぶさに感じ取ってしまい、疲れてしまいます・・・。
さて、今日は「人付き合いを治す」とか「苦手を克服する」なんてことではなく、それとどう付き合っていくかに焦点を置いて書いてみたいと思います。
性格はすぐには変えれない、そしてそれは個性でもありますから、違う方法でアプローチするのが得策と私は考えます。
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人付き合いが苦手な人は、感受性が高い人
まずは、自分がどういう人間なのかを受け入れることかな、と思います。
これはやっぱりすぐにはできなくて、私もいろいろ苦労した挙句、「私はこういう人間なんだな。」とある種の諦めのような、達観した心境に到達できました。
ところで、仕事にイキイキしていて、かつ人当たりもよく、いつも元気で前向きな人ってどこの職場にも一人はいますよね。
学生で言うと「クラスの人気者の彼女(または彼)」です。
彼らはストレスがないわけではなく、ただマイナス思考に陥りにくい、ネガティブな考えを持ちづらい人種なだけです。
しかし、私たちのようなタイプは、そういう人とは根っから違います。
それが個性であり、その人が持っている気質だと私は思います。
友人とこんな話をしたことがあります。
「職場の人たちのさー、行動とか、じっくり考えなくてもすぐに読めるよね。」
「わかる。機嫌が悪くなったり、喜んだり、気分が良くなったときも、すぐにわかる。」
「うんうん。ちなみにさ、これは勝手な思い込みだとしても、相手が考えてそうなこともだいたいわかったりしない?」
「するよ。こう考えてるんだろうなぁ、っていちいち考えてしまって、疲れるよ。」
こんな感じです。
これって、相当疲れるんですよね。
わざわざそういう風にしてるわけじゃなく、自然とできてしまう。努力しないでも人のことがわかる。私はもうそれがプロの域に達してるんじゃないかってくらい、たまにスローモーションみたいに人の行動が見えたりします。
で、前述した「クラスの人気者」は、そんなことはあまり考えないし、いちいち気に留めたりしないんです。ある種、そういう能力が低い、とさえ言えます。
そう、そこまで深く考えないし、同僚の行動に気がついても、それを気にしたりしないわけです。
これがあるかないかで精神疲労度は全く違ってきます。
つまり、自分の人を見る目や感受性は、自分にしかないもので、それをうまく行かせる場所を見つけられれば、職場でも、たとえば違う業界でも、重宝される存在になるのではないかと考えます。
ただ受け止めて生きるだけの人生はしんどいです。
先に希望がないと。
人付き合いが苦手な人は、感受性が人より優れている人で、人の立場の心境も自ら図ってしまう人です。言い換えれば、人を見抜く力に優れ、人に優しい人だと私は思うんですよね。
そういった感受性の高い自分を認めてあげる。
まずはそこからです。
職場の人付き合いで頭に入れておいて欲しいこと
同僚へのマイナスな感情はみなさんも経験がありますよね。
「彼女は周りの気持ちも考えないで、自分の要求ばかり口にする・・・」
「みんな我慢しているのに、なんであの子だけ要望が通るの?」
「こちらは親切心でアドバイスしているだけなのに、反発される・・・」
「張り切って仕事してます、って態度がなぜだか鼻につく」
「わかりましたって顔をして、全然わかってない」
数え上げればキリがないほど、同僚への感情は日々起こってくるものです。
こういった感情にみなさんはどう対処していますか?
おそらく、だいたいの人が自分を抑えることで感情をなだめていることでしょう。
これに対する一番の解決策は、当然、抑えるのではなく吐き出すことです。
それは、はっきり言いたいことを言うってこととは違います。
自分がそう思ってることを素直に感じることです。
「私は今こう思ってるから、イライラしてるんだな」
「傷ついてるから、こんな嫌な気分になるんだな」
そして、一息つきましょう。
それって、相手が思ってるんじゃなくて、勝手に自分が思ってるだけなんですよね。
そして、相手はその感情を処理してくれることもなければ、気づいてもくれない。
しかし、そのときに個人的感情を伴うことなく状況を読んだだけなら、精神は疲れないはずです。
ここがポイントです。
実は、人は自分を押し殺しているから、疲れるのです。
本当は言いたいことを、相手に嫌われたり空気が悪くなるから言わないだとか、自分も要求をしたいのに性格上どうしても言えないとか、我慢が伴っているから余計にしんどいんですよね。
もっと、ありのままのあなたでいいのではないでしょうか?
これは私自身、いまでも自分に問う質問です。
「私は私らしいままでいいんじゃないの? それで嫌われたって、いいんじゃないの?
このひとたちが私の人生を背負ってくれるわけじゃない。自分で自分を居心地よくしなきゃだめなんだ。」
親友があるとき言いました。
「前に、あなたに随分変わったね、って、昔は言いたいことをはっきり言うひとだったのに、って言ったけど、今は分かる気がする。
私はいつから、こんなに自分を押し殺すようになったのか、って。なんで昔みたいに自分自身で人と付き合えないのかな、って。」
「大人になったってことかな? それとも、社会にマインドコントロールされてるのかな?」
二人で考え込みました。
出た答えは、コンプレックスでした。
自分に何かが足りないとか、自分は人と同じようにはできないとか、そう思ってるから周りに合わせようとしてしまうんだって。
昔は無敵でなんでもできて、なんでも言えたのにね、って笑いあいました。
OSHOの著書『Courege』の中にこういう一節があります。
それを個人の問題にしてはいけない。
現実の人々を愛するのは難しい。
現実の人々は、あなたの期待を満たそうとはしないからだ。
人はそうするようにできていない。
人は誰か他の人の期待を満たすためにここにいるのではない。
人は、その人の人生を送らなければならないのだ。」 ❜❜
私はこの最初の文をこう捉えています。
職場がうまくいっていないとか、人間関係がうまくいかないとかは、その場所での現実であって私個人の人生の問題ではないと。
だから、そこでむかついたり、悲しんだりがあっても、それは私自身とは別物であり、それを感じているのは「社会の中で演じられた自分」であって、本当の自分ではない。
そう思うことにしています。
家に帰るとそこには本当の自分の人生の問題があり、本当に解決しなければならないものや、努力したり、幸福になるべきは「個人としての自分」なのだと。
社会の中での自分は、その社会でどう使うか使われるかという演じられた役のこと。
役の中で役者が悲劇に見舞われても、舞台の幕が下りれば現実は別の場所にあります。
そして、もちろん役者は役をうまくこなさなければブーイングが起こります。
そういう感覚で仕事を捉えると、本来の自分と違ったイメージで取り組めるような気がします。
そして、人は自分を幸せにするために存在しているのではないって言葉は、なるほどなぁと思います。本当にそうですよね。
どんなに仲が良くても、たとえば恋人でも、その人はその人の人生を満たすために生きているのだと知れば、自分の感情は自分で面倒を見るという責任を理解できます。
私はそれが、心を強くする訓練になると思っています。
仕事の業務以外の目標を持つ
これは一番この記事で重要な部分です。
仕事は、基本的に生活の糧を得るためのものです。
この基本的な条件を満たさなければ、それは仕事ではなく、趣味です。
仕事を楽しんでいる人は、単に生きることを楽しんでいるだけです。
おそらく、その人の人生は仕事とは別のところにあります。
それは場所というより精神的な場所のことです。
つまり、仕事があなたの(私の)人生ではないということを理解しましょう。
そして、何かの目的や目標を持つことは、端的に言うと目の前の雑事に惑わされにくくなります。
なぜなら、時間が足りないし、やることが増えたからです。
目標や目的は、自分に合った、自分が好むものがいいと思います。
私の従姉妹は、仕事はお金を貯めるためのものだと決めて、3年ごとに海外に1年間旅行に行きます。私は国家資格を目指して勉強をしたり、このブログを作ることが優先事項第一で、仕事は生活費のためです。私の友人は大好きなアーティストのコンサートに行くために、働いています。
勉強でも、趣味でも、将来へのスキルUPでも、なんでもかまいません。
やると決めることを1つ作ることで、職場のストレスは職場だけのものとなります。
これは本当にそうです。
私も自宅で勉強したりするときには仕事を忘れます。
自分の人生の目標が仕事ではなくなったからです。
さて、では仕事でキャリアを積みたいと、今の仕事が好きだと思っている人は?
そういう人も目的は仕事ではないはずです。
将来の目指している像、憧れる地位、仕事を通して得られるもの、それが彼らの目的です。
目的を持っている人は、それさえ揺らがなければ多少のことがあっても自分を保っていられるのです。
私は、40歳を前にして目的や目標を持つ威力に感嘆しました。
生活が多少苦しくたって大丈夫。(1年前は、生活費を思うと、冷や汗が出ました)
覚悟が決まったら、人は逆に肩の力が抜けるものだと知ったのです。
人付き合いとは、自分の心と付き合うこと
ここまでで重要なポイントは、下記のとおりです。
・自分の個性や性質を認めて、ただただ受け入れる
個性や性質を理解すれば、違う道が見えたり、諦めた夢を思い出したりするかもしれません。
私は、今まで考えなかった目的を持つことが出来ました。
・ありのままの自分で接しても、演じた自分で接しても、相手はその表面しかみない
つまり、そのままのあなたで接していいのです。
失うものは信頼ではなく、共感だけです。
・仕事以外に人生の目的を持つ
時間は有限です。24時間でやれることは限られています。
だからこそ、仕事と生活だけで手いっぱいの中にさらにやりたいことができると、強力なパンチとなります。本気でやらないと、なかなかできません。
でも、仕事だけの人生から抜け出し、自分自身でいられる瞬間を持つことにつながります。
・人は自分を幸せにしてくれる存在ではない。
人はその人自身の人生を生きるために生まれてきたのですから。
余計な期待を捨てれば、余計な感情も手放せると私は学びました。
・人付き合いとは、自分の心と向き合うこと
人は、自分の感情の合わせ鏡だと思います。
相手の反応は自分の感情を反映したものにもなるし、逆に反射してこちらに返してくることもあります。でも、鏡などなかったら?
人とは、自分の弱さやコンプレックス、諦めた夢や本当にやりたいことなどを思い出させてくれる、自分にとって実は必要な存在なのです。
さて、今日も私は自分のストレスと向き合います。
ふーっと息を吐き出して、家に帰ると違う自分で机に向かいます。
あなたにも何かをやり始めてほしいと思います。
人生は長いです。ただ、なんとなく、ストレスを抱えて生きるより、あらゆることを試してください!
お金なんてないなぁ、と言いながら、フリーターの困難を享受しながら、挑戦を続ける人間がここに一人いるのですから。
今回紹介した本はこちら。
Courage 勇気 OSHO KADOKAWA/角川書店 2014-11-01
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