「今年ももうすぐボーナスの時期だな・・・。」「退職はボーナスもらってからにしよう。」と思う人は少なくありません。
本当はできるだけ早く退職したいけれど・・・。
その場合、いつ切り出すべきか?
「カットや減額されないようにしたい!」というのが間違いなく本音でしょう。
そして、
「でも、もう我慢できない。」「これ以上ストレスを抱えていると死んでしまう・・・。」
という人がいます。
「一刻も早く辞めたい、けど・・・」と友人に同じような相談をされた経緯で真面目に考察してみた結果、ボーナスをもらうために苦しむのは意味があるのかと疑問を感じました。
そのことを今回は思ったままに書き殴ってみました。
私はこう思ったのです。
「そんなにボーナスって大事? 苦しむ時間と引き換えにしても?」
私は彼女のストレスが相当なのを見ているので、こうも思いました。
「私ならボーナスは捨てて、辞めるかも。」
なぜなら、お金のために人生の貴重な時間を苦しんで過ごすなんて!
お金をあきらめて、空いた時間に思いっきり休暇を楽しむほうがいい!
「休暇を楽しむにはお金がいるじゃん!」
たしかに・・・それはそうだと思います。
でも、考えてください。
毎日はすぐに過ぎ去ります。あっという間にどんどん年を取っていってます。
タイミングを逃すと、次の波が来たときにスムーズに動けません。
一般の人には受け入れられない考え方かもしれませんが、これが私の考えです。
興味があれば、一番下の私のロングな想いを読んでみてください。
(注:長いです)
これは、普通の転職を前向きにできる人向けの記事ではありません。
仕事を辛くて、しんどくて、体が壊れて、そういった弱った人に向けての記事です。
でも、最後の時間という価値についての話は、みなさんに読んでほしいところです。
退職までの道のりの参考になれば幸いです。
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ボーナスは過去働いた分の報奨金
いうなればボーナスとは「会社のために頑張ってくれてありがとね。」という、一定の期間に対する給料以外の報奨金。
未来に辞めることは関係がありません。
(もちろん会社はずっと働いてくれると思っているかも)
つまり、ボーナスを出すことを常としている会社なら、もらうことに罪悪感を感じる必要は全くありません。
「辞めるのに、もらっちゃっていいのかな・・・?」
いいんです! もらっちゃいましょう!
しかし、ボーナスをもらうには最低限の基準があります。
それは、
1.一定期間(査定期間6か月など)在籍していること
2.ボーナス支給日当日も在籍していること
余談として、ボーナス支給日当日に退職していなければ、有給消化で休んでいても支払われる会社もあります。
ただし、有給消化するということは、すでに退職の旨を伝えているということですから、小さい会社ではボーナスの減給やもしくはカットされる可能性は否定できません。
実はボーナスの支給は法律では義務づけられていないんですね。
だから、小さい会社なら上司(幹部)の判断で、カットされることもありえます。
❛❛ 労働基準法11条
賃金とは、名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいいます。就業規則などであらかじめ支給要件が明確に定められている賞与や退職金なども賃金に含まれます。❜❜
上記のように、労働基準法では定められていますが、賃金の支給を義務づけているのは別の法律である最低賃金法であり、それでは賞与は賃金から除外されています。
ですので、ボーナスをもらいたい人は、ボーナス支給日まではいつもどおり働くのが妥当と言えますね。
さて、次に就業規則を確認してみましょう。
就業規則が手元にないし、上司に就業規則を見たいなんて言ったら怪しまれそう。。。という人は一般的な考え方でいいでしょう。
会社の就業規則に、賞与の支給に関する具体的な定めがあれば、基本的に賞与は支払われます。
ですので、前項で書いた2つの条件は守りましょう。
しかし、ボーナスには査定期間があり、それはボーナスを支給する前の時期6か月間が基本です。
自分が一定期間(査定期間)在籍していることと、支給日に在籍しているか、確認しましょう。
しかし、就業規則に明確に明記されていない場合は、賞与が払われない場合もあります。
もともと支給されない会社もありますし、会社の都合で「やっぱ支給すんのやめるわ」って言われると、もう逆らいようがないわけです。
業績が落ちた会社で賞与カットなんて、よくある話ですもんね。
退職を切り出すベストな時期は?うまい理由は?
6月末のボーナスなら、ベストは7月退職でしょう。
ボーナス支給後に様子を見て退職を切り出し、それもできれば上司が「仕方ないか」と思えるような理由がいいかもしれません。
あるサイトではボーナス支給後1ヶ月後くらいに切り出す・・・と書かれていました。
正直「そんなに待てるかよ!」と私なら思います。
私ならボーナス支給後、2週間くらいで上司に話をしに行くでしょう。
無難だと思える理由は以下のようなものです。
・実は体調が悪く、働き続ける自信がない(※普段、元気いっぱいの人には使えません)
・家族の介護をすることになった。見込みがわからない。
・家族の仕事を手伝うことになった。(親や兄弟が自営業の場合)
・これ以上ここで働きたくない(本心をもうぶっちゃけてしまうという、あえて茨の道を行く)
ちなみに、私の友人は「父親が倒れて」という理由で、退職日1ヶ月前からちょくちょく休みだしました。ストレスを減らすために時々休む口実と、それを退職理由にしてしまおうという、なんとも計算高いやり方で、その作戦の緻密さには驚きます。
私は「親が倒れた、って・・・大袈裟すぎて、病状とか突っ込まれて嘘がばれたら面倒じゃない?」って言いましたが、
「嘘は完璧に突き通せば、相手にとっては嘘じゃなくなる」
!? ・・・なんだかすごく説得力がありました。
冬のボーナス後に辞めるなら、切り出すのは新年1月中旬がベストでしょう。
しかし、新年早々辞めるのはなんとなく言いづらい上に、転職活動に1~2月は向いていません。
退職後も春を待って、新しい仕事に就くことになるかもしれません。
その間の生活費と思えば、ボーナスも重要ですね。
この場合、私ならボーナスの減額が多少あってもいいから、11月末までに退職の意向を伝えて、年末で辞めたいですね。お正月を開放感に包まれて過ごせること請け合いです。
冷静に自分の状況と気持ちを見定めることが大事
あなたはなぜ、仕事を変えるのでしょうか?
待遇?給与?人間関係?キャリア?
色んな理由があっても、本心はこうではないでしょうか。
「人生をもっと良くしたい。」「幸せになりたい。」
今の社会では、お金に囚われていることに気付かず、お金に振り回されている人はすごく多いです。なぜなら、お金がなければ楽しめないし、ましてや生活が困難になると思っているからです。
しかし、あなたは本当の生活の困難を知っていますか?
この記事をパソコンで見ているあなたは、パソコンを持てる裕福な人です。
スマホで見ている人は、スマホ代を毎月払える人です。
食事を毎日3回取っていますか?
生活が本当に苦しい人は毎日3回もご飯を食べません。
これは、ご飯を食べるなとか栄養取るなとか、携帯を持つなという話ではなく、あなたはすでに基本的な生活ができるくらいは裕福なのです。
人によっては、それは両親から援助してもらっている、国からの補助で生きているのかもしれません。
でも、それは世界からあなたに与えられたもの。自分の力ではないなんて、関係がありません。
世界が自分にくれたものは、あなたへの世界からの助けなのです。
何かを返すべきだというのなら、社会にあなたができることをすることです。
さて、「人生をもっとよくするために」転職するのであれば、さっさと人生をもっとよくするように動くべきです。
何を待っているのでしょうか?
ボーナスですか?
しかし、ボーナスは本当に確実にもらえて、かつどのくらいの額なのでしょう?
あなたが待っているのは、「安心」なのかもしれません。
たとえば、20万のボーナスで1ヶ月は生活できます。
本当にスマホやパソコンが持てないほど、食事が取れないようなほどお金に困ってる人は、ぜひボーナスをもらってください。
また、ボーナスが30万を超えるような人は、もらっときましょう。
私はボーナスをもらったのが1つの会社だけで、もはや10年以上前なので、ボーナスに対する執着があまりないので、少額なら諦めるほうを選びますが、大金なら話は別です。
でも、少しでも蓄えがあったり、親が援助してくれるとか、傷病手当金が出ているとか、生活を最低限できるならちょっと考えてみてください。
「ボーナスと人生の時間のどちらが重要なのか?」
個人談ですが、私は失業保険も全額もらったことがありません。
傷病手当金も1年6か月もらえますが、半年しかもらいませんでした。病気でとくに働けないにもかかわらず。自慢ではないですよ。
周りの人から「もったいない、もらえるものはもらって体を癒せ。」と言われました。でも、体力がなくても、社会と関りたい気もちはゴウゴウと音を立てて燃えていたし、やりたいことをやりたかった。
そう思ったら、私は前しか見ない人間だっただけです。
そういえば、ボーナスもらっとけばよかった・・・と同じような気持ちを2度ほど味わったことはたしかにあります。
1度目は月の途中で退職したとき、有給消化を知らないし上司から助言もなく1ヶ月分全額の給料はもらえなかったとき。
2度目は、アルバイトをしていた頃。1年働けば失業保険がもらえるから、あと少し頑張ろうと思ってはいたが、どうにも我慢できず11か月で辞めたとき。
そう、惜しいことしたかな・・・とは思いました。
でも、退職してストレスはゼロになりましたし、日々の生活を料理したり本を読んだり、散歩したり、お金はないけど、時間だけはありました。だから後悔はなかったです。
惜しいことしたな・・・ってことは覚えていて、次はうまくやるかなって思っていても、次もきっと同じように私は行動すると思います。
あなたがもし辛いなら、考え方を変えてみてください。
今の仕事に魅力を感じていず、そんな毎日を無理やり引き延ばすより、新しい仕事先で働くほうがワクワクして楽しいのではないでしょうか。
想像してみて「やっぱ違う」と思ったら、ボーナスもらってください。
でも、「そうだ!もう苦しむ必要ない!時間を取ろう!」と心から思えたなら、できた時間で何をするか、やりたいことをノートに書き殴ってみてください。わくわくすることを想像してください。
そして、冷静に状況と自分の気持ちを考えて、ボーナスをもらうかどうか、時期をかけて考えてみましょう。
ぶっちゃけ、お金よりも貴重なのはあなたの人生の時間
前項にも書きましたが、本当の私の本音はこう。
ボーナスはそりゃほしいけれど、それを待つ時間はもったいなくない?
じりじり待つ人が多いでしょうが、私はもうすっぱり「サヨナラ」するのも潔いと思います。
いや、むしろかっこいい。
ボーナスいらんのかい!と言われたら?
「俺には、時間のほうが貴重ですから」
なんてのは、どう。
かっこよすぎる。
しかし、このセリフを言いながらボーナスを惜しいと思ってしまうなら、この方法はやめましょう。かっこいいのは外側だけで、ボーナスを惜しむ内面を隠すのは、すごくカッコ悪いです。カッコつけてるだけです。
本心から「時間」を貴重と思う人のみが、正しい選択をできます。
そして、次の流れは自然に神がかったようにタイミングが訪れます。
これは私の体験談です。
運命は動けば動くほどに、うまく流れていくものなのです。
そして、動かなければ、目的を定めなければ、タイミングは来ません。
賢い転職をするならボーナスもらって辞めるのは当然、とは必ずしも言えません。
新しい職場に内定をもらっていて、早く来てほしいと言われているなら、ボーナスを諦める手もあります。
新しい仕事のスタートも好印象に切れますし、(じらすのが好きな方はご自由に)新しい仕事先でのボーナスを考えると、早めに転職するほど次のボーナスを狙えるかもしれません。
退職しようと考えているのが5月までなら、6月に新しい会社に入れば、冬のボーナスは発生する確率が高いです。これも1つのやり方です。
最後は、いま辛い人への言葉です。
あなたの人生は、今どうですか?
早く抜け出すために、あなたは勇気を持って動けますか?
お金がすべてじゃないです。
人生で一番大事なものは、時間なのです。
あなたが楽しむ時間、あなたがリラックスする時間、あなたが笑える時間、あなたが旅行する時間、あなたが恋をする時間。
毎日はすぐに過ぎ去ります。あっという間にどんどん年を取っていってます。
時間がどれだけ貴重なのか、それを知ることは人生に意義をもたらします。
お金だけではなく、「時間」が自分にとってどのような価値を持つかを考えれるのも、転職の時期の意義だと思います。
<時間が一番価値があるんだということを、なぜかアクション映画で認識した私>
この映画を興味があれば見てください。
SFアクションなので、誰でも楽しめます。
なぜかこの映画で私は「時間の価値」にハッとしたんですよね。
「宇宙で一番価値が高いものは、時間なのよ」と、映画内で言われるシーンがあります。
私の好きな映画の一つです。
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