今回は面接について取り上げた記事『面接で一番大事なこと』(Forbes japan)を読んで、感銘を受けたのでご紹介したい。
⇒【参照記事】面接で一番大切なこと、面接官にこびへつらうな!
https://forbesjapan.com/articles/detail/17920/2/1/1
面接は多少なりとも緊張するものですが、人生経験が長いと面接に臨む姿勢も堂に入ったものになります。ただ、どんなに堂々としていてもポイントを押さえていなければ意味はありません。面接で一番大事なこととは、そして面接に必要な準備とは?
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面接官から見た内定を受けやすい候補者の特徴
ある企業の人事担当者から寄せられた便りが紹介されており、その中で内定を受けやすい候補者の特徴が書かれていました。
・準備万端な候補者は面接で自信を持ってリラックスしている。候補者が「口述試験」のような感覚から外れることができれば、 偽りのない有益な会話を交わすことができる。
・自信のある候補者は、仕事を必死で懇願する候補者に比べて内定を受けやすい。
・面接官を関心させようとする候補者は成功しにくい。自分の経験、意見、視点をもって面接に臨む人の方が内定を受けやすい。
記事の著者はこの便りへの補足として、面白くもデートを例に挙げている。
誰かと初デートをしたときに「私があなたにふさわしいかは分からないけれど、もう一度会えることを願っています!」と言われた場合、2回目のデートをする気にはならないはずだ。
この記事の著者は外国の方なので、私たち日本人よりも主張について明確であるように思う。実際のところ、私たち日本人は謙遜することが多い。昔によく使われてきた「ふつつかものではありますが・・・」という言葉はその代表例だろう。
たとえ上記のような言葉を伝えたとしても、2回目のデートをしてくれる相手は日本人では結構いるのではないだろうか。ただ、それは最初だけなら可愛いで済むが、付き合い続けても自分を卑下し続ける人間は相手から軽い扱いを受けるようになるのは間違いない。
記事では下記の素晴らしい一文が心に染みた。
『自分に自信が持てない人は他者に自身を与えることができない。多くの人は、健全な自尊心を持った人と付き合いたいものだ。』
ぜひ、心に留めておいてもらいたいと思う。
面接に必要な心の準備とは
記事の中で筆者はこう書いている。
たとえ企業が求める職務と同じ経験がなくとも、自分が何を提供できるか、会社の抱える問題の一部を認識でき解決に向けて力を注げる人物なら、内定の確立は高くなる。
「私たちの心が最も踊った候補者はもちろん、自分の価値を理解している人だった。」
さて、自分の価値とは一体何だろう?
私はそれは能力がすぐれているとか、素晴らしい経験を持っているとか、形として表せる価値でなくてもいいのではないかと思う。たとえば、それは笑顔でもいい。コミにケーションが得意で職場の人間関係の調整役ができるなどでも構わない。自分が今まで生きてきた中で「私はこういうことが得意です。その能力を活かしてこういうことができます。」と言えることだと思う。
面接に恐怖を感じる人はいるだろう。しかし、不安や緊張は外ににじみ出て内定の確立が低くなってしまう可能性がある。面接で冷静さを保つには、準備が必要だ。まず、その企業について知りえる限り情報を得ること。そして企業側の立場に立って「この会社はどういった人材を求めているか?」「その人材にどういう活躍をしてほしいか?」ということを考えてみることだ。その上で自分が貢献できることや自分の能力やスキルを明確にしておくこと。
なによりも必要なのは、自分の才能・価値・あなたの能力を認識することだ。
自分の才能がわからない人は自問してほしい。希望する仕事に就くために、これに時間をかける価値はおおいにある。
ずっとずっとあなたが続けてこれたことはなんだろうか?
あなたがこれまでの社会生活で得たものは何があるだろうか?
それは、失敗でもいい。失敗をした経験から学んだことはなんだろう。
周りの信頼できる人に自分の良いところを聞いてみるといい。誰でもなく、あなたが持っているものは確かにある。それを認識することは今後の人生でもきっと役に立つ。記事の最後の言葉を載せておこう。
『関心させるべき相手などいない。あなたの才能に気付けない人は、あなたを採用するに値しない。面接では等身大のあなたでいよう。自分に最適な仕事であれば、自分と面接官の両方が分かるはずだと信じることだ。』
そう、自分を信じられるなら、必要な出会いはきっとある。
自分を信じて、あきらめずに恐れずに転職に臨もう。
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