今回は就職活動で内定が決まらない人の特徴と、面接へ臨むときの対処法を挙げていきたいと思います。
新卒と転職では求職者の心境は大きく違いますが、企業が求めるものや面接でのアピールポイントはあまり変わりません。こちらの心構えや準備で面接の評価は随分変わりますので、今一度自身の姿勢を見直してみてください。
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目次
求人や業界で選ぶのを重視して「職種」を見ていない
求人を選ぶ際に業界で選ぶ人は多いと思いますが、実際に就職したあと配属されるのが希望の部署とは限りません。 そして、配属された部署の業務だけではなく、仕事というのは総合的な能力が必要な場合も少なくありません。
面接では漠然とした「業界」に対してよりも、「職種」にプラスになる自分の能力や魅力をアピールできる人のほうが、採用企業としても入社後のマッチングや配属部署を考えた上で採用できるメリットになります。
ですので、自分が求める職種に対する自分の能力や適性を分析し、企業にアピールできるメリットを洗い出しておき、説得力のある内容が話せるようにすべきでしょう。
使い慣れていない敬語や王道マニュアルを気にしすぎて「自分」を売り込めていない
就職のノウハウを気にしすぎて柔軟な対応ができない人は少なくありません。
また、使い慣れていない敬語がかえって違和感を醸し出すことも多いです。そういったことを気にしすぎるあまり、過度に緊張してしまい、面接の回答が支離滅裂になってしまったり、会話のテンポがスムーズではなく、自分をアピールできないままに終わってしまったという人は少なからずいるのではないでしょうか。
ビジネスマナーや敬語をとくに重視する職種でない限りは、終活マニュアルや敬語は必要以上に気にしないようにしましょう。それよりも会話のテンポや回答の深みに気を配りましょう。
競争率が高い「人気求人」ばかりを狙うのは考えもの
人気企業ランキングに挙がっている企業は競争率も高く、ライバルが多いぶん採用されにくいのは当然です。
また、人気という言葉にばかり集中していて、本当にそこで働く自分なりの理由を分析できていない人がたくさんいます。有名企業に入ったから将来のキャリアは安心だとか、満足して働けると思うのは安易です。人の性格や能力、望むものは千差万別です。
自分の学歴や職歴、能力を客観的に分析し、知名度は低くても希望条件に見合う求人には応募する視野の広さを持ちましょう。
イレギュラーな質問にうまく対応できない
面接で聞かれる質問を事前に頭の中でシュミレーションしている人は多いですが、良い回答をしようとするあまり頭が固くなってしまい、イレギュラーな質問に対応できずアタフタする人は多いです。
しかし、会話とは試験ではありません。本番で緊張しすぎて準備していた答えが飛んでしまって対応できないということよりも、重要なのは伝えることです。
必要である回答は箇条書きで覚えておくと応用がききます。会話の中でうまく使えるように準備しておきましょう。
志望動機が「好きだから」「興味があるから」など単純すぎる
感情的な志望動機には説得力がありません。
深みがないばかりか、単純な理由は脆く崩れやすいと考えられます。
その単純な動機が実際に仕事をする上でなくなってしまったら、仕事を辞めることにつながるのではないかと思われてしまう可能性があります。
志望動機は感情のような移り変わりやすいものではなく、仕事をすることで得られるメリット(財産)のように「変わらないもの」「自分の能力になるもの」を挙げるほうがよいでしょう。
会社へ貢献できる人材であるかは最終的な採用基準ですが、最も基本的な条件として、企業はやはり「辞めない人」を欲しがります。
それには「仕事で得られる能力やメリット」を語り、「自分にメリットがある限り辞めないだろう。」と思ってもらえることが大事です。
採用者が面接で見ていること
普遍的に変わらず企業が採用する際に重視しているのは、次の3つです。
・すぐに辞めないかどうか
・担当する職種を遂行できそうであるか
・その職場の人間とうまくやっていける適正があるかどうか
転職や就職は、自分を分析する絶好の機会でもあります。その中で「自分の強み」を見つけることが自信となり、面接での姿勢が安定します。
また、企業や職種を分析することはその仕事に対する知識や覚悟を深めることにつながります。
将来的に自分が求めるキャリアや能力を得れる環境をぜひ手にしたいものです。
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