こんにちは、南カレンです。
今回はNPO法人について考えることがあったので、素人丸出しながら、知りえる範囲でわかりやすくNPOについて話したいと思います。
正直、「NPO法人とかが今後は有益な活動を剣引きしていく存在なんじゃないの?」と思ったので、ぜひ興味のない方にも知ってほしい、と思います。
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目次
今更だけどNPO法人って? NGOやボランティアとの違い
ここは、簡単にまとめて説明しますね。
NGOとは・・・非政府組織・民間団体
市民や民間の立場として、利益を目的とせず取り組む団体
日本では主に発展途上国を中心に活動しているものを指すことが多いそうです。
海外青年協力隊とかですよね。
NPOとは・・・非営利組織
NGOと同じではありますが、NGOほど大きい組織ではなく小さな組織を指すようです。
ボランティアとの違いは、NPO法に基づいて都道府県などの認証をちゃんと受けた法人のことです。社会に利益をもたらす活動をする組織ということです、
また、ボランティアは無償というイメージですが、NGOやNPOは活動の経費などが必要なので、寄付や協賛金、活動資金を調達し、それを活用していくので、最低限の人を雇ったりなど、お金の運営は発生します。
NPOの始まりって? 今の状況は?
NPOの始まりは、「ほうっておけない」「何かをしなければ」という、社会貢献や地域の課題解決に対する想いを原動力に作り上げられたものです。
実はNPO法人の数が多いのは兵庫県なんです。理由はわかりますよね?
阪神大震災です。
脅威を前にして人々が協力し合い、活動したのが大きなスタートなのです。
そして、その活動に人々が共感し、寄付や協力をして、活動を循環させていき、さらに有益な活動をするのがNPO法人であると言えます。
NPO法人の活動資金は、その半分以上が寄付で賄われています。
活動の内容は今や様々なものがあります。
貧困、病気、虐待や性的サポート、社会復帰サポート、子育て、障碍者支援、介護問題、高齢化問題、環境問題、etc・・・
現在の全国の活動で目立って多いのは「保険・医療・福祉」「社会教育」「まちづくり」「子供健全育成」「学術・文化・芸能スポーツ」だそうです。
⇓こちらの政府サイトで、各都道府県のNPO法人を調べることができます。
内閣府NPOポータルサイト
NPOへの共感や参加度の日本と海外の違い
やはり文化が違うからか、欧米、とくにアメリカとイギリスのNPO法人への寄付や協力の比率はすさまじいようです。
ヨーロッパは「チャリティ」の団体が多いそうです。
協会によって組織されているところが多いとか。
ちなみに海外では、ボランティアといっても「自分が持っている知識や経験を他人のために貢献しようと積極的な意思を持つ人」という捉え方もあり、分野によっては有償の活動をする人もいるそうです。
日本ではNPOという言葉の認知度はあり、「そういった社会活動は意味があるか」という質問にも90%以上の人が「YES」と答えているのです。
しかし、多くの人が実際にそうした活動に参加するまでの行動には至っていない、どころか、興味を持つ人もまだまだ少ないのではないでしょうか。
実際に、「NPO法人が行う活動に参加したい」という人は「20%にも満たない」といいます。
私も言葉は知ってるけれど、自分とはまったく違う世界の話だと思ってきました。
なお、日本、アメリカ、イギリスの比較は以下の通りです。
(2007年のデータですみません。寄付額、%はおおよそで記載しました。)
日本・・・寄付総額5000億円 個人寄付 19%
アメリカ・・・寄付総額36兆円 個人寄付 82%
イギリス・・・寄付総額1兆円 個人寄付 95%
正直、文化の違いが圧倒ですよね。
まぁ、そのくらい、今の日本人には寄付するような心の余裕がないのかもしれません。
また、「活動に参加したいと思わない理由」のほとんどが、「時間がないから」「機会かないから」だそうです。
日本人がどれだけ日常に追われて、余暇や休みを楽しんでないかを物語っていますよね。
SNSを取り入れ活発化していくNPOは未来のコミュニティとなる
すでに政府組織や企業と連携して活動をするNPO法人も多いですし、自己運営としてソーシャルビジネスを展開する法人も増えているようです。
ただ、なかには本来の目的よりも「組織の存続」だったり、「経営」のほうに意識をとられている法人も増えている話もたびたび耳にします。法人を見極める目も必要かもしれませんね。
しかし、多くのこういった民間組織が、孤独な現代に多くの人に救いの手を差し伸べ、サポートするコミュニティを形成しているのは、確かな事実です。
今後はもっと彼らの活躍が期待され、人々の役に立つと思わずにいられません。
まさに現代は多様化の時代で、社会問題も続々と増えていってます。
政府組織では、ある意味いちいち申請して承認されて、それを都道府県にトップダウンして・・・なんて、ものすごい手間と時間がかかってしまうけど、NPOなどの小さい組織なら、迅速にきめ細かい対応もできる。そして、政府や都道府県の協力もあおぐことができる。
社会から取り残されている人たち(生活保護や障碍者など、国から認定されていないけれど、様々なことで助けを必要としている人はたくさんいます)に、サポートできるのは、こういったNPOの人たちではないかと思えます。
さて、そんな活動に私たちが参加する方法も様々な形態があります。
自分ができる範囲から、参加してみたいと思えるといいですね。
・NPO活動に直接参加してみる
⇒まずは、ボランティアとして参加も可能です。
⇓全国のボランディア活動が検索できます。
参加しやすいものもたくさんありますよ。
各都道府県もボランティアネットがあるので、そちらも探してみてください。
ボランディアプラットフォーム
・NPOに寄付をしてみる
⇒社会に貢献できるとともに、寄付金は所得税や住民税の控除対象になる場合があります。
なので、著名人や資産家はこういった活動を支援することで、税金対策をしているとも言
えますね。また、相続財産を寄付すると相続税の課税対象外になるのです。
・NPO法人を設立・運営する
⇒これは、これからそう思う若者も増えそうだな、と思っています。
今の社会に不満を持つだけではなく、もう「動こう」としている若者はたくさんいる。
そういう人たちが私たちのようなミドル世代になったとき、NPOなどの民間団体のあり方
は、もっと活発に、そしてソーシャル化されている気がします。
私もちょくちょくボランティアは見るんですけどね。
いつも、1度行くと、次からは尻込みしてしまうんですよ・・・。
「こんなことするような素直でできた人間じゃないわ」感がすごいんです。
なんででしょうね・・・。
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