2018/03/22
最終更新日:2018/04/20

【訃報】ホーキング博士が私に残してくれたもの


ホーキング博士の著書や言葉は、私に壮大な宇宙への憧れや人類の神秘への果てない想いを残してくれた。スティーヴン・ホーキング博士が2018年3月14日に76歳で亡くなられたことを知ったとき、なんとも言えない気持ちになった。ここに私の想いを残しておこうと思う。

スティーヴン・ホーキング博士

「車いすの天才科学者」の異名を持つ、イギリスの理論物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士はあまりにも有名だ。筋委縮性側索硬化症(ALS)を発症し、余命5年と告げられたものの、医者の予想をはるかに超える長い生涯を病気と戦い続けながら、偉大な功績を残し続けたこと、そして、そのユニークな発言の独自性をもって、世界に名をはせた。

博士の伝記をもとに作られた映画『博士と彼女のセオリー』(2014年後悔 the Theory of Everything)は、私がホーキング博士にさらに興味を持つきっかけともなった。それは「ホーキング、自らを語る」でも語られているが、博士は自身の困難な身体とともに人生を歩いてきたということだ。以下のサイトでは博士の言葉が日本語に訳されて紹介されていて、博士の苦悩と前を見つめる生き方が伺い知れます。
⇒「ALSを患って、体験してきたこと」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tahara/Hawking.htm


私が博士から学んだこと

私にとっては、宇宙理論に興味を持ったのは35歳の頃だ。身体を壊して心の暗闇を彷徨っていた時期、宇宙神秘学の本と出合った。それはラザリスや、バシャールなどの宇宙存在からの声を伝える本であった。また、精神医学の本(エリザベス・キューブラー・ロス博士、ブライアン・L・ワイス博士)にも夢中になった。

それらの本は私に生と死について深い洞察を与えてくれたが、ホーキング博士の著書は、科学としての現実的な宇宙への考察を見せてくれた。世界的ベストセラーとなった博士の有名な著書『ホーキング、宇宙を語る』を筆頭に、どの本も宇宙の神秘の世界を理論的に考察したものだ。
※私は数学や物理が得意でもないので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

さて、『宇宙とは何か』という問いは、私にとっては『人生とは何か』と同じ意味だ。どちらも永遠の真理への問いだと思う。どんな道でも表現することが好きな人は、心のなかできっと同じ思いを持っているような気がするのだ。

真理や神秘を探求する人々にとって、第一線を走り多様な夢を見せてくれた素晴らしい先生に、心からのご冥福をお祈りしたい。

おそらく博士は今、宇宙の神秘の中を漂っていることだろう。そして光の中でその答えを受け取っているに違いない。

 

ホーキング博士が残した名言

※2018年4月3日追記
ホーキング博士の記事が2日のforbes japanに掲載されており、感銘を受けたのでこちらでも紹介しておきたい。

「失敗したことを誰かに責められたら、それは良いことなのかもしれない。不完全性がなければ、私も、あなたも存在しないはずなのだから。」

足元を見ず、星空を見上げること。目に見えるものを理解し、宇宙がどのように存在しているのかを考える好奇心を持とう。
生がどんなに辛く感じても、必ず自分にできること、成功できることがある。」

⇓ forbes japan『ホーキング博士から人類へ 珠玉のアドバイス』https://forbesjapan.com/articles/detail/20418/1/1/1


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